なぜ日本一周をしようと思ったのか
日本のこと、知ってまっか?
一言でまとめてしまえば、「日本のことをもっと知りたいから」です。突然ですが、次の場面を想像してみてください。あなたは海外で現地の人(仮にEmmaとしましょうか)と交流する機会があり、こんなことを聞かれました。「今度日本中を回ってみたいと思っている。どんなところを見に行ったらいいのか詳しく教えてくれ。」みなさんは日本にある観光地、いくつ挙げることができるでしょうか。意外にも「この県には何があっただろうか」といった感じで出てこなくなるのではないでしょうか。僕がそうでした。地元の大阪や現在住んでいる東京以外の場所ではあまり思い浮かびませんでした。この時、僕は「実は日本のこと、あまりよく知らないのだな」と実感させられました。これではEmmaの問いに満足に答えられることができないかもしれません。せっかく世界に誇るべき伝統文化、自然を有する日本に住んでいるのです、Emmaを満足させられるような受け答えを自信を持ってできるようになりたいものですねっ!
ということで、「〇〇県のここからみる景色が綺麗だ」とか、「この大きい道を辿れば△△に出る」などといった知識を実際に体験することにより得る、このことを大切に旅に臨みたいと思います。
ただ行くだけで、いいのかな?
僕は旅行が大好きです。普段もレンタカーを借りて様々な観光地にドライブに行ったり、電車に揺られてふと降り立った駅の周辺を散策したりすることがしょっちゅうあります。
そんな僕ですが、今まで旅行する時に下調べというものをしたことが滅多にありません。いつも旅行当日になって名所を調べ、行きたいところを決めてカーナビやGoogleマップの指し示すままに目的地に向かう、はたまた行くあてもなくとにかくぶらぶら歩く、ということを繰り返して来ました。そんな無計画で行き当たりバッタリの旅行も楽しいことは間違いないのですが、一つ悩みがあるのです。
どうにも旅行した後の印象が薄い気がするのです。
ものすごく綺麗な景色や、何かハプニングに見舞われた場所などは記憶に鮮明に残るのですが、それ以外のこと、例えば、どんな道を通って目的地に辿りついたのか、などは旅行が終わるともに色褪せてしまうのです。せっかく大量のお金と時間を使って臨むのですから、できるだけ行程全体が印象に強く残るような旅にしたいと考えています。そのためには何が必要か、僕なりに考えました。その結果、旅の記憶を鮮明に焼き付けるには以下の二つが重要だと結論づけました。
・下調べをする
・旅に縛りをつける
まず一つ目の下調べをする、について。これはなんとなく共感していただけるのではないでしょうか。例えば、インターネットで下べた景色が綺麗なところに実際に足を運んでみた時の感動は鮮明に記憶に残るでしょう。同じ国道1号を通るにしてもルートを調べた前と後とでは感じることは異なるでしょう。事前に知識を増やして、その知識を現地で実際に活かす、ということを今回の旅では大切にしようと思っています。
そして二つ目の旅に縛りをつける、について。具体的には、道中カーナビやGoogleマップの案内機能を使わない、そして下道オンリーの二つを考えています(詳しくは後日説明する予定です)。前者については下調べとも関わってくるのですが、事前に調べた知識を使って現地で苦戦しながら目的地に向かうことで移動を印象に残るものにしたいとの考えからです。後者も移動の印象を強くしたいために設定した縛りです。高速道路を軽快に走るのも楽しいのですが、せっかくなら車の窓から見える景色を堪能しながらの旅がいいですよねっ。
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